はじめに
スライムはドロドロ&ヌルヌルしていて、作って面白いですよね。
でも、どうしてドロドロ&ヌルヌルするのか不思議に思ったことはありませんか。
確かに、洗濯のりはヌルヌルしていますが、ホウ砂水溶液と混ぜると固まる理由が知りたいでよね。
そこで、ここではスライムが固まる原理について紹介したいと思います。
スライムが固まる原理
スライムはホウ砂と洗濯のりに入っているPVA(ポリビニルアルコール)が化学的に反応することで固まります。
しかし、化学式を書いてもよくわからないという人が多いと思うので、イメージ図でスライムが固まる原理を解説したいと思います。
【ホウ砂水溶液を混ぜる前のPVA】
ホウ砂水溶液を混ぜる前のPVAは以下の通りです。
イメージでいうと、細長い線のようなものがたくさんある状態です。
ただの細い線なので自由に動くことができ、液体のようになっています。
【PVAにホウ砂水溶液を入れた後】
PVAにホウ砂水溶液を混ぜると、以下のようになります。
イメージで説明すると、PVAの細い線にホウ酸イオン(ホウ砂からできたもの)が端をかけるように結んで網目が作られます。
この網目があることで、細い線は前よりも自由に動くことができなくなります。
そのため、PVAにホウ砂水溶液を入れると液体の除隊から固まります。
さらに、その網目の中に水が入っているので、プヨプヨとした感触になるのです。
まとめ
今回はスライムが固まる原理について紹介しました。
ポイントは「ホウ砂の成分が洗濯のり(PVA)の線と線の架け橋となり、動きが制限される」というところです。
これにより、網目ができ網目に水が閉じ込められることで、プヨプヨとしたスライムの感触になるんですね。
ただ、これは大雑把な原理の説明なので、詳しくは理科の先生などに聞くのが良いと思います。